Nebulaworks社が3つのツールをGitLabに置き換え 顧客のスピードと俊敏性を強化した方法
GitLab Ultimateがチームにもたらすメリットについて知りたいですか
Nebulaworks社はGitLabを採用してツールのメンテナンスや経費を軽減し、CIの組織化を実現しました。
エンジニアリングコンサルタント会社である同社は、ソースコード管理(SCM)、継続的インテグレーションとデリバリー(CI/CD)、イシュートラッキングにGitLabを採用し、その過程でマーケティングチームとの連携を強化しました。
エンジニアによる、エンジニアのためのコンサルティング
Nebulaworks社は、革新的な開発およびデリバリープロセスソリューションを顧客に提供する、ソフトウェアエンジニアリングコンサルタント会社です。同社は顧客と協力してパフォーマンスの高いエンジニアリングチームを作り上げることを誇りとしており、そのようなチームでは、メンバーはオープンなコラボレーションに刺激を受け、新しい知識やスキルを習得するインセンティブを与えられ、複雑な問題をシンプルに解決することで充実感を得ています。
Nebulaworks社は、大企業におけるソフトウェア開発とIT Opsサービス提供の現状を変える必要性を認識した2人のエンジニアによって2014年に設立されました。当時の多くのコンサルティング会社やグローバルSIとは異なり、Nebulaworks社はエンタープライズITエンジニアの複雑な課題を解決するために創設されました。エンジニアによる、エンジニアのためのコンサルティング・SI会社。
多すぎるツール
Nebulaworks社は、リモートリポジトリを提供し、場所に関係なくチームがコラボレーションできるようにするプラットフォームを探していました。同社の開発チームは以前、イシューと追跡目的でgitリポジトリの自己管理インスタンスと独立したイシューボードソフトウェアを使用していたことがあります。チームはシステムをオンラインに保つための日常的な管理タスクに対処するのではなく、生産性を向上させ、ビジネスに影響を与える開発にエンジニアの努力を集中させたいと考えていました。
当時、同社にはKubernetesによってサポートされていたSelf-Managedの継続的インテグレーションサービスがありました。管理のコストが大幅に膨らむなど理想的なソリューションとは言い難く、システムを使用しているエンジニアの作業も増える結果となりました。
Nebulaworks社は、数年間にわたり合計3つの内部ツールを維持していました。ツールの管理とメンテナンスにかかりきりとなり、エンジニアのソフトウェアエンジニアリングに携わる時間は減っていました。その上、さまざまな場所にデータやユーザー権限があるため、頭の切り替えが多発し、時間がかかって非効率的となっていました。
多くの機能を備えた単一プラットフォーム
既存の3つの社内用Self-Managedツールのライセンスを更新する前に、最高技術責任者のRob Hernandez氏とそのチームは他のプラットフォームについての調査を開始しました。GitLabのデモでは、既存のプロジェクトをミラーリングし、CI部分のテストに適合させてから、すべてのイシュートラッキングとボード構造をまとめることができました。Hernandez氏は、GitLabの組織レベルとさまざまなプロジェクトの階層提供能力が競合他社に比べて際立っているという印象を受けたそうです。
「すべてのイシューをトップレベルのGitLabグループにロールアップすることもできるとわかったときは、実に感銘を受けました。こうした機能は、既存のSelf-Managedの自己管理型Gitサービスでは不可能です」とHernandez氏。「デモで体験したツールは素晴らしいものでした。階層構造でサブグループを持つことができ、そうしたサブグループを特定の顧客のプロジェクト用に整理して分割できることが分かりました」
GitLabはツールをレイヤー化することなく、CIインテグレーション、コード管理、コラボレーション、イシュートラッキングのための単一のプラットフォームをチームに提供しました。Nebulaworks社は、顧客に協力的かつ透明性の高い体験を提供することができています。透明性のある関係に焦点を当てることで、問題の迅速な解決が可能になり、すべての人のコストが削減されます。また、信頼を築き、双方がそれに応じて計画と実行ができるようになることでリスクも軽減されます。GitLabの使用により、Nebulaworks社は更新やツールチェーンのメンテナンスに時間を取られることなく、成果物に集中できるようになりました。
CI、コード管理、カスタマーサクセス
GitLabはコラボレーションのための一元化されたプラットフォームとしてサイロ化を解消し、企業を前進させます。チームのワークフローは簡素化され、コードに近いイシュー、エンドツーエンドの可視性、簡単に統合できるCIなどの機能を活用できるようになったほか、ツール間での頻繁な頭の切り替えも不要となりました。
Nebulaworks社は、内部のSelf-ManagedのGitスタックをGitLabに完全に置き換えました。「Terraformを使用して、GitLabのすべてのリソース(リポジトリ、グループ、権限など)を定義するまでに至りました。そうすれば、MRを送信して適用、マージといったように、GitLabも他のコードと同じように変更することができます」とHernandez氏。「新入社員がMRで初日から権限を追加するのを見るのは本当に胸が踊ります。これこそが、あるべき姿なのです。GitLab Nebulaworksのグループ内で変更を加える方法は他にありません」
Nebulaworks社がGitLab Goldを選択したのは、SaaS機能によりチームが一部のオンプレミスマシンをシャットダウンし、ホストされた製品のメリットを得ることができたためです。GitLabは、Amazon Web Services(AWS)全体のデプロイ、特にAmazon EKSクラスター上で実行されているコンテナのワークロードを強化しています。
SaaSに移行することで、チームはGitLabインフラストラクチャを活用して効率化を推進し、顧客へのより良い製品の提供に焦点を当てることができています。「セキュリティパッチや新機能のための新バージョンへのアップグレードの心配はありません。すべてGitLabが処理してくれています」とHernandez氏。「今私たちは、エンジニアリングチーム全体が必要とするすべてのサービスと機能を利用できるようにすることに注力しています。GitLabを使うことで、メンテナンスではなく、本当に重要なことに焦点を当てられるようになります」
エンジニアリングチームは多様なクライアントとさまざまなツールを使用するため、作業内容記述書に重点を置く必要があります。チームは納品物や納品までの時間を比較して成功を測定します。これには、他の多様なツールと連携できる信頼性の高いツールが必要となります。「GitLabでは、2週間ごとに本番環境にリリースしています。ビジネス上のニーズを満たす頻度で、私たちが求める数字です。すべては簡単で、 ストレスが少ない。 本番環境に移行する前に製品を正しくテストし、開発とstagingの段階でそれを組み込んでいます」とHernandez氏。
Nebulaworks社でGitLabを使用しているのは、エンジニアリングチームだけではありません。 マーケティングチームとエンジニアリングチームの調整を改善するため、コンテンツマーケティングチームはGitLabでコラボレーションをしています。同社はエンジニアリングコンサルタント向けのコンテンツ作成を計画し、GitLabはエンジニアリングチームと緊密に連携して高品質のコンテンツを作成するための簡易な方法を提供しました。両チームがGitLabのイシューとボードを使用してコミュニケーションを行い、マージリクエストでコンテンツがWebサイトに追加されます。
「コンテンツマーケティングに投資することを決めたとき、マーケティングとエンジニアリングをシームレスに連携させるためのソリューションを見つけなければならないことがわかりました。GitLabの簡易な機能のおかげで、これが可能になりました」と語るのは、マーケティングおよびブランドマネージャーのAnne Lin氏です。「マーケティングチームは、イシュートラッキング、Kanboard、マージリクエストを使用してエンジニアリングチームのワークフローを迅速に採用し、コンテンツ制作でコラボレーションしました。同じワークフローを活用することで、両チームはお互いの仕事に対する信頼と可視性を育むことができたのです」
GitLabを使用すると、チームは非同期で作業できるようになります。Nebulaworks社では在宅勤務を選択することができます。在宅勤務のライフスタイルを採用している同社では、簡単にコラボレーションを行えるようになりました。「中断なく仕事を進められています。どのように顧客とコラボレーションして協力するか、どのようにプロジェクトに取り組むかなど、ワークフローに変わりはありません」と語るのは、セールス&カスタマーサクセス担当バイスプレジデントのPatrick Collins氏。「このプロセスを導入して以来、かつて通勤していた大所帯のグループが100%在宅に移行したなど、大成功を収めました」
ケーススタディに記載されている情報や関係者はすべて、発表時点のものです。