アイアンマウンテン社がGitLab UltimateによってDevOpsの進化を促進
GitLab Ultimateがチームにもたらすメリットについて知りたいですか
データガバナンス界の巨人、アイアンマウンテンがGitLab CI/CDに導かれたのは、アジャイル手法の採用が理由でした。
GitLab CI/CDのプラットフォームはパイプラインの作成を高速化するだけでなく、管理業務を引き受けてデベロッパーが開発に集中できるようにします。
アイアンマウンテン社は革新的なストレージ、データセンターインフラストラクチャ、資産ライフサイクル管理、情報管理サービスにおけるグローバルリーダーです。1951年に設立され、世界中で225,000社以上の顧客が信頼を寄せている同社は、「CLIMB HIGHER™」のモットーのもと、ビジネスの変革を支援しています。
デジタルトランスフォーメーション、データセンター、セキュアなレコードストレージ、情報管理、アセットライフサイクル管理、セキュアな破棄、アートストレージやロジスティクスなど、アイアンマウンテン社はさまざまなサービスを通じて企業がダークデータに光を当てられるよう、そして顧客が環境目標を達成できるよう支援しながら、保存されたデジタルアセットや物理的資産から価値とインテリジェンスを迅速かつ安全に引き出せるようにします。
断片化されたツールを使用してDevOpsを一元管理
アイアンマウンテン社のアーキテクチャおよびプラットフォームグループは、クラウドマネージドサービスの使用を支援するための全体的な戦略を実装することを目標としていました。同社は断片化されたオープンソース ツール、開発と運用のコミュニケーションを妨げる障害、管理上の重くのしかかる負担、複雑なパイプラインデプロイを効率的に保護することの難しさなどの課題に対処することを期待して、SaaS ベースのインテグレーションプラットフォームの評価を開始しました。既存のオンプレミスのJiraソフトウェアではプラグインのトラブルシューティングという形で管理が複雑化しており、さらにVeracodeセキュリティソフトウェアでは開発サイクルの後半になるまでコーディングの問題が発見されず、リソースを大量に消費する形での作業のやり直しが必要となっていました。その他にも、オペレーションではチームによる新しいKubernetes開発手法の採用の増加により多くのサポートが必要でした。同社の技術部門の経営陣は、デベロッパーが抱える課題を支援するためには適切なクラウドサービスソリューションが必要であると結論付けました。
複雑さを改善し、デベロッパーを支援するGitLab Ultimate SaaS
アイアンマウンテン社はこうした課題を解決するためにGitLab Ultimate on Google Cloudを選択し、Google Kubernetes Engine(GKE)ワークロード向けにGCP上で240件の自動化されたクラウドデプロイを実行しています。GitLab CI/CDを使用することで自動化による時間の節約と効率の向上が実現すると同時に、動的アプリケーションセキュリティテスト(DAST)や静的アプリケーションセキュリティテスト(SAST)などの事前のセキュリティスキャンによってセキュリティ保証を強化することもできます。
GitLabは、デベロッパーにセキュリティ責任を委ね、チームがプロセスの早い段階でセキュリティ上の欠陥を発見できるようにすることで「セキュリティのシフトレフト」という同社の目標を支援しています。
さらにGitLabは、クラウドやマルチクラウドアーキテクチャをサポートする新しいKubernetes環境を構築するデベロッパーのニーズを満たすと同時に、管理を簡素化する完全で統合されたオーケストレーション環境としても機能します。単一のソリューションで複雑さを軽減し、アイアンマウンテン社の技術計画に沿う形で将来を見据えた、コミュニティ主導のロードマップを進めるようになります。同社では、GitLabをエンタープライズアーキテクチャとプラットフォームにおけるアジャイル手法の採用を促進し、DevOpsへの移行を支援する重要な要素であると見なしています。メンテナンスはGitLab Ultimate SaaSにまかせることができるため、デベロッパーは開発に集中できます。
GitLabでのガバナンスモデルの構築
GitLab Ultimate SaaSを使用することで、アイアンマウンテン社はインフラストラクチャ管理に関連するコストを削減し、生産速度を確実に向上させることができました。同社はオンプレミスの仮想マシン(VM)の数をほぼ半分に削減したほか、年間6万ドル以上のメンテナンスコストと9万ドル以上の人件費を節約しています。
「GitLabのプラットフォームを導入したことで、拡張可能なアジャイルフレームワークを構築するための基盤ができました」と語るのは、同社のエンタープライズテクノロジー担当バイスプレジデントのHayelom Tadesse氏。 「エンタープライズITチームと主要なステークホルダーが協力し合える環境ができています。
同社のチームは、GitLabのエピックを活用して戦略的なテーマに従って問題の整理・追跡ができます。エピック内の機能を活用すれば、大規模で複数年にわたる取り組みを支援する開発のガバナンスモデルの構築も可能です。アイアンマウンテン社でテクノロジー担当バイスプレジデントを務めるJason Monoharan氏は、同社のGitLabにはベストアジャイルプラクティスに沿ったロードマップとコミュニティ精神が備わっていると語っています。「私にとって、戦略をスコープとコードに結びつけるという点で、GitLabが持つビジョンは非常に魅力的です。また、継続的に機能の改善に高水準の投資が行われていることも、GitLabを使い続ける理由の一つです」Monoharan氏は、GitLabのチームがアイアンマウンテンのチームと緊密に協力しながら優先度の高い機能を特定したことも付け加えています。
アイアンマウンテンでは、GitLabの「シングルペインオブグラス(一元管理)」により、チームはキャパシティに対する要求を把握できます。同時にパイプラインのセキュリティを確保し生産性を向上させながら、革新的なサービスの安全な納品を加速するため、優先度の高い作業に集中できます。
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