世界各地のDevSecOpsの専門家5,000名を対象に行った今回の調査では、組織がセキュリティ、AI、自動化への投資を優先しており、そのすべてがデベロッパーやソフトウェアエンジニアリングチームのエクスペリエンスにプラスの影響を与えていることがわかりました。一方で、組織のDevSecOps戦略構築の際に、特に注意が必要となるソフトウェアサプライチェーンのセキュリティなど、特定の分野での課題も浮き彫りになりました。
2024 グローバルDevSecOpsレポート
今回の調査でセキュリティ、AI、デベロッパーエクスペリエンスに対する意識の変化が明らかに
エグゼクティブサマリー
ハイライト
2024年のIT投資分野上位
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パート1:IT投資の傾向
セキュリティ、AI、自動化が2024年の投資分野上位にランクイン
今年の調査では、セキュリティやクラウドなど従来の長期的な優先事項に加え、AIや自動化といった他の技術の導入も両立したい組織の思惑により、優先事項にも変化が見られました。
2024年のIT投資分野上位
結果
2024年、あなたの組織はIT投資において何を最も優先していますか?
セキュリティを優先事項とした回答者の割合はわずかに減少したものの、依然としてその重要性は変わらず、今回の調査では1位に選ばれました。2023年と比較してわずかではあるものの、AIでは統計的に有意な増加が見られました。これは、多くの組織にとってAIがますます重要になっていることを示唆しています。
DevSecOpsプラットフォームを投資の優先分野として認識している回答者と、組織が現在DevSecOpsプラットフォームを使用していると答えた回答者の数は2023年から大きな変化はなく、DevSecOpsプラットフォームへの関心と投資が引き続き安定していることがわかりました。一方、自動化への関心は2024年に大幅に増加し、その優先順位は2023年の第6位から今年の第4位まで上昇しました。
優先順位の変化で顕著だったのは、クラウドコンピューティングへの意識です。2023年にはクラウドが最優先事項でしたが、今年は5位まで順位を下げました。それでも、クラウドが引き続き重要な要素であることは明らかです。アプリケーションの半分未満をクラウドで実行していると答えた回答者数は前年比で大幅に減少したものの(2023年は68%、2024年は43%)、アプリケーションの50%以上をクラウドで実行していると答えた回答者の数はそれを補うように増加しています(2023年は32%、2024年は55%)。これは、クラウドが多くの企業にとって依然として業務や使命の達成において不可欠である一方、その存在は「あって当たり前」のものとして、技術チームとITリーダーの優先事項にその他の新しい要素が追加され続けていることを示唆しています。
最後に、メトリクスと分析は今年の投資分野の上位5位にはランクインしてはいないものの、昨年比では大幅な増加を見せており(2023年は9%、2024年は12%)、組織にとって今後さらに重要性が増すことを感じさせる結果となりました。
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レポートの内容
- パート1:2024年の上位投資分野
- パート2:AI
- パート3:デベロッパーエクスペリエンス
- パート4:セキュリティ
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