ゴールドマン・サックスはビルド頻度を2週間に1回から1日に1000回以上へ改善
ゴールドマン・サックスのダイナミックな環境では、革新的な戦略的思考と即時的でリアルタイムな解決策が求められます。
エンジニアリングチームはGitLabの自動化でツールチェーンの複雑さを解消し、DevOpsの導入を加速しています。
ゴールドマン・サックスは顧客のエンジニアリングに関する課題を解決
ゴールドマン・サックスは、これまで不可能だと思われていたことを実現しています。GitLabの活用により、エンジニアリングチームは毎日何千ものビルドを自前で行うようになったほか、何十ものチームが日常的に本番環境へ移行するようになりました。同社はユーザーに戦略的な開発ツールを提供し、ツールの混乱やコミュニケーションに関する障害を取り除くことでデリバリーサイクルを短縮しています。ゴールドマン・サックスのエンジニアリンググループは、金融サービスプロバイダーのビジネスの重要な中心であるテクノロジー部門とグローバル戦略グループに属しており、顧客向けに最も困難で差し迫ったエンジニアリングの問題を解決しています。同社は、データを継続的に活用して行動に移すため、大規模なスケーリングが可能なソフトウェアやシステムの構築、低遅延のインフラソリューションの構築、サイバー脅威への積極的な対応、機械学習と金融工学の活用を行っています。ゴールドマン・サックスのダイナミックな環境では、革新的な戦略的思考と即効性のある真のソリューションが求められます。そのため、開発サイクルを短縮し、機能設計から本番環境導入までの時間を短縮することで、デベロッパーの効率とソフトウェアの品質を向上させることを目指していました。こうしたことを実現するためには、同時進行で開発を進めていくことが必要でした。
ツールチェーンの複雑性を排除してビルド速度を向上させる
同社は、独自のツールチェーンを構築していましたが、同時進行の開発を増やすためのソリューションを探していました。入社してくるデベロッパーがすでに慣れ親しんでいるコード管理の最新のツールセットを探すため、GitLabをはじめとするgitベースのベンダー製品の評価が行われました。その中でニーズに合い、最適なCI/CDインフラを擁していると判断されたのがGitLabでした。当初のユーザーからは、使いやすく、ソフトウェア開発のための完全なエンドツーエンドのプラットフォームを提供してくれるので、現在のツールチェーンを置き換えることができ、プロセスのスピードと協調性を高められるとの評価が得られています。
GitLabがゴールドマン・サックスのビルド速度を向上
GitLabは、開発、ソースコードの管理とレビュー、ビルド、テスト、QA、本番デプロイメントのための完全なエコシステムとして使われています。ゴールドマン・サックスのソフトウェア開発プラットフォームの新しい戦略的な部分は、すべてGitLabに結びついています。
GitLab は、事業部門のエンジニアリングチームがソフトウェアを開発・改良し、顧客に提供するための作業を迅速に進めるのに役立っています。同社の最重要プロジェクトでは、GitLabによって1~2週間に1回のリリースサイクルが数分に1回まで頻度が大幅に増加されました。
GitLab は、同社の何千ものユーザーにDevOpsを展開するための単一のアプリケーションを提供しています。1つのアプリケーションを覚えるだけで済むという手軽さが、採用のスピードを速めました。当初の懸念は、多くの企業が行っているように、複数のツールを併用することは混乱を招き、メンテナンスが難しく、採用の妨げになるのではないかということでした。
何十ものチームが24時間以内に本番環境へプッシュを開始
ゴールドマン・サックスのエンジニアリンググループは、新たなレベルでのコラボレーションとつながりによって、高効率と高速化を実現しています。何十ものチームが24時間以内に本番環境へのプッシュを開始しています。開発ライフサイクルのさまざまな部分をひとつの一貫したエコシステムにまとめることで、GitLabはデベロッパーの作業効率を向上させています。必要な業務のさまざまな部分を一つの傘の下にまとめることで、より効率的に業務を遂行することが可能になります。
担当チームでは、より戦略的でコンテナに対応するインフラにチームを移行する手段としてGitLabを活用しているほか、新しいプラットフォームでしか実現できない戦略的な取り組みも行っています。これにより、レガシーなインフラに後付けするのではなく、最新のテクノロジーを適切な場所で使用するための努力をグループが集中して行うことができます。また、GitLabは追加設定なしでKubernetesと連携できるため、プロセスが簡素化されました。
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