更新日:2026年7月17日

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複数ステップのソフトウェア開発を、信頼できるエージェント型フローに

GitLab Duo Agent Platformのカスタムフローが一般提供(GA)になりました。

ソフトウェア開発において、次に何をすべきかを把握すること自体は、それほど難しくありません。難しいのは、イシューの実装、パイプラインの修正、マージリクエストのレビューといった同じ手順を、毎回繰り返し実行することです。回答を返すだけのチャットでは、引き継ぎ作業がすべて自分に残ってしまいます。自作のスクリプトも、アクセス制御の変更や新しいトリガー、更新されたレビューゲートを自動的には反映しません。いずれの方法でも、チームが頼りにしている複数ステップの手順は、結局は誰かの頭の中にある手順書のまま留まってしまいます。

GitLab 19.2では、カスタムフローが一般提供(GA)に達し、このギャップを埋めます。カスタムフローとは、一度定義すればGitLabネイティブのイベントからトリガーでき、CI/CDパイプライン内で実行できるAI駆動のワークフローです。失敗したテストを分析 → 修正を生成 → コミット → チームに通知といった自己修復型のパイプラインパターンも、プラットフォームがエンドツーエンドで実行できるようになります。

さらに、基本フローは、ボタン操作やメンション、アサインからしか開始できないという制約がなくなりました。GitLab Duo Agentic Chatで送るリクエストが、変更の実装、マージリクエストのレビュー、失敗したパイプラインの修正といった専門的な作業に該当する場合、Duoが適切なフローを提案します。引き継ぎを承認すれば、そのまま会話の中で処理を追っていけます。

この結果、エージェント型のソフトウェア開発は、単発のチャットのやり取りにとどまらなくなります。チームはすでに信頼している一連の手順をフローとして定義し、イベントやチャットから起動しながら、すべての中間ステップではなく承認プロセスに人の判断を集中させられます。

複数ステップのソフトウェア開発が手作業のままである理由

エージェント型のデモは、単発のやり取りを前提にしがちです。しかし実際の開発作業は連鎖的なプロセスです。コンテキストを集め、コードを変更し、マージリクエストを開き、CIの結果を待ち、レビューに対応する。フローがなければ、この連鎖の一つひとつを人がクリックし、コピー&ペーストし、暗黙知として覚えている手順を頼りにこなすことになります。

GitLab Duo Agent Platform内のカスタムフローがまだ成熟途上だった頃は、こうした連鎖を構築すること自体が暫定的な取り組みに感じられていました。本番運用に耐える完成度やイベントの網羅性がまだ十分でなかったため、チームはすでに信頼している自己修復型パイプラインや「このイシューを実装する」、イベント駆動のフォローアップといった手順をフロー化することを見送っていたのです。

エージェント型フローがエンジニアリングチームにもたらす変化

  • すでに信頼している手順を自動化 カスタムフローは、メンション、アサイン、パイプライン、マージリクエストのライフサイクル、作業アイテムの変更など、すでに使い慣れたGitLabのイベントをトリガーとして、プロジェクトをまたいだ複数ステップのタスクを実行します。コンポジットID(複合ID)のもとで実行されるため、アクセス範囲は限定され、実行したアクションの帰属も明確なままです。
  • 専門的な作業をチャットから開始 Agentic Chatに、デベロッパーフローで作業を実装させたり、コードレビューフローでマージリクエストをレビューさせたり、CI/CDパイプライン修正フローで失敗したパイプラインを診断・修復させたりできます。引き継ぎを承認すれば、進捗はインラインで表示され、その間も作業を続けられます。
  • 自動レビューを意図的にコントロール GitLab 19.2では、除外ルールにより、ボットが作成したマージリクエストや特定のブランチパターンのマージリクエストなど、クレジットを消費させたくない対象を自動レビューの対象から外せます。レビュー指示のカスタマイズにより、レビューが何を確認するかを調整できるため、どのマージリクエストをレビューするかだけでなく、どのようにレビューするかも選べます。

Duoのエージェント型フローの動作をご覧ください:

仕組み

カスタムフロー プロジェクトまたはAIカタログから作成し、公開範囲を選び、必要な場所で有効化して、適切なGitLabイベントで開始されるようにトリガーを設定します。重要なステップには、人が確認・承認するチェックポイントを追加できます。19.2では、カスタムフローに「作業アイテムのステータス変更」トリガーが追加されたほか、最大100プロジェクトにわたる公開フローの一括有効化にも対応しました。今後のロードマップには、チームが自然言語でフローを説明するだけで、スキーマを一から書かなくても実行可能な定義を得られるFlow Creation Agentも予定されています。

Agentic Chatにおける基本フロー リクエストが専門的な作業に該当する場合、それを基本フローに引き継ぐことができます。実行前に承認するだけで、処理が進む間も会話の中にとどまれます。これが、回答を返すだけのチャットとの違いです。複数ステップの作業は手を離れますが、GitLabの外に出ることはありません。

コードレビューフローの自動化を更新 除外ルールにより、ボット駆動や対象外のマージリクエストが、意図しないコードレビューサイクルを消費することを防げます。また、レビュー指示のカスタマイズにより、チームにとっての「良いレビュー」の基準を定義できるため、自動化を拡大しても、すべてを同じ方法でレビューすることにはなりません。

すでに実践している手順をフロー化する

カスタムフローは一般提供(GA)となり、基本フローもAgentic Chatから開始できるようになりました。必要な内容を伝えるだけで、適切な専門フローにリクエストが振り分けられます。これにより、チームがすでに信頼しているエージェント型のソフトウェア開発の手順を、暗黙知に頼ることなく、予測可能な自動化へと落とし込めます。

さらに詳しく知りたい方は、まずカスタムフロー基本フローのドキュメントをご確認ください。一点ご注意いただきたいのは、イベント駆動型のフローは、実行する作業内容に応じてクレジットを消費するという点です。大規模なグループ全体に展開する前に、まずはいくつかのプロジェクトで試してみることをおすすめします。

Duo Agent Platformの他の機能と同様、エージェント型フローもGitLab Duo Agent Platformの無料トライアルからご利用いただけます。Freeプランでは、簡単な手順でお申し込みいただけます

すでにGitLab PremiumまたはUltimateをご利用の方は、まずDuo Agent Platformを有効化し、サブスクリプションに含まれるGitLabクレジットをご活用ください。

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