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Sigma DefenseはGitLabを活用し、米海軍向けソフトウェアの提供を高速化

  • コラボレーションの改善
  • プロジェクトの可視性の向上
  • 人材プールへのアクセス拡大
Sigma DefenseはGitLabを活用し、米海軍向けソフトウェアの提供を高速化
業界公共部門
従業員数900
地域ペリー(アメリカ合衆国)
ソリューションGitLab Ultimate

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Sigma Defenseは、米国防総省(DoD)や民間組織を対象とする大手テクノロジー企業であり、通信、インテリジェンス、偵察などの地上・空中・宇宙ベースのシステムおよびサービスを提供しています。

同社は、DoDに特化したDevSecOps環境であるBlack Pearlの中核にGitLabを据えるという重要な決断を下しました。これにより、ソフトウェアファクトリーの乱立を抑制し、コラボレーションを強化して、より幅広い人材プールへのアクセスを実現するとともに、生産スピードを大幅に向上させることに成功しました。

海軍艦艇の重要システムに脆弱性があった場合、修正までに2年も待つわけにはいきません。国家安全保障の観点から、数日、場合によっては数時間で対応することが不可欠です。GitLabは、それを実現するための基盤となっています。

- Josh Metheney, エンジニアリング担当ディレクター, Sigma Defense

ジョージア州ペリーに本拠を置くSigma Defenseは、約800名の従業員を擁し、世界中に十数か所の拠点を持っています。同社は、米海軍のイージスシステム向けの指揮統制ソフトウェア、無人機向けの自律走行ソフトウェア、F-18超音速航空機向けの通信システムなどを開発・展開しています。

Sigma Defenseの顧客は、米国の国家安全保障に不可欠なソフトウェアやシステムを、迅速かつ効率的で安全な方法で提供することを同社に期待しています。同社の使命は、新たな脅威に先んじた高度なソリューションを構築し、情報収集と共有を加速して、迅速な意思決定とより優れたミッション成果の実現を支えることです。

ソフトウェアファクトリーの乱立を解消する

Sigma Defenseが2021年初頭に初めてGitLabを導入する前、同社はソフトウェアファクトリーの拡大による負担に苦しんでいました。ソフトウェアファクトリーとは、DevOpsのツールやプロセス、それを使用する人員、彼らが働く建物、さらにはソフトウェアが動作する艦艇や航空機、無人機までを含む総称です。同社が新規プロジェクトを開始するたびに、チームメンバーが独自のツールを選定して新たなソフトウェアファクトリーを立ち上げる必要があり、時間、インフラストラクチャ、投資の面で多大な重複が発生していました。また、組織全体でサイロが繰り返し発生し、異なるチーム同士が協力して再利用可能なコードを共有できる場所を持てず、生産性、効率性、スピードが制限される結果となっていました。

Sigma Defenseは、米海軍のITサービスチームであるPEO Digitalと連携し、こうした重複やそれに伴うサイロ、複雑性を排除するために、DevSecOps環境「Black Pearl」を構築しました。GitLabのAI主導のエンドツーエンドDevSecOpsプラットフォームは、この新しい環境の中核を担っており、サイロを解消し、コラボレーションを促進し、ソフトウェアの開発と提供を高速化するとともに、コンプライアンス規制への対応もより容易かつ効率的に実現しています。

GitLabは、本質的にBlack Pearlに対してDevSecOps機能と、パイプラインおよびツールを動かす単一のプラットフォームを提供しています。自動化されたセキュリティスキャンが実施され、ソフトウェアの計画、開発、テスト、ドキュメント作成、デプロイのすべてがGitLab内で完結します。GitLabの活用により、Sigma Defense全体のDevSecOpsチームは、プロジェクトで協力し合い、進捗やボトルネックを可視化し、効率化を実現しながら、安全なソフトウェアを迅速にデプロイできるようになりました。

GitLab導入後、同社は時間とコストの両面でメリットを享受しました。たとえば、ソフトウェアファクトリーの構築にかかる期間は約6か月から3〜5日へと短縮されました。ソフトウェアファクトリーのデプロイコストについても、約400万ドルから40万ドルへと90%削減されています。

「GitLabは当社のDevSecOps機能の中核です。開発、提供、共同作業を行い、物事を成し遂げる場所です」と、Sigma Defenseのエンジニアリング担当ディレクターであるJosh Metheney氏は語ります。同社は2022年にGitLab PremiumからGitLab Ultimateへアップグレードしました。「Sigma DefenseではGitLabとDevSecOpsが同義であり、Black PearlとSigma Defenseチームの成功に欠かせない存在となっています。」

重要なソフトウェアのデプロイ期間を3か月から3日に短縮する

GitLabを中核とするBlack Pearlは、米海軍艦艇に搭載されるミッションクリティカルなソフトウェアシステムの開発とデプロイにおいて、極めて重要な役割を担うようになりました。艦艇が数か月にわたって航海している間、海軍はソフトウェアシステムを継続的に更新し、脆弱性を修正し、機能を追加し、必要な機能要件に対応する必要があります。

「従来のソフトウェア更新のアプローチは、基本的に艦艇に穴を開けてハードウェアラックを取り出し、新しいものに入れ替えるようなものでした」とMetheney氏は述べています。「現在はGitLabにより、ソフトウェアの更新がはるかに容易になり、CI/CDパイプラインを経てクラウドへプッシュし、既存のハードウェア上の艦艇へと配信できます。」

海軍のプロジェクトでは、DevSecOpsチームがBlack Pearlをそのまま活用し、その上にプロジェクト固有のプロセスを構築しました。「海軍艦艇の重要システムに脆弱性があった場合、修正までに2年も待つわけにはいきません」と同氏は付け加えます。GitLabの活用により、バグの発見と修正にかかる時間が数か月から数日へと短縮されたと指摘します。「国家安全保障の観点から、数日、場合によっては数時間で対応することが不可欠です。GitLabは、それを実現するための基盤となっています。」

コラボレーションと可視性を高める

多数のソフトウェアファクトリーと、それに伴うサイロは、Sigma Defenseや広範なDoDにとって、多くの課題や悩みの種となっていました。たとえば、すべてのチームが使える共通環境と、それを支えるプラットフォームがなければ、DevSecOpsチームのメンバーは互いを支援し合い、プロジェクトで協力してアイデアや経験、ベストプラクティスを共有することができませんでした。現在は、Black Pearlの基盤としてGitLabが導入されたことで、同じ作業を重複して行う人々のグループが大幅に減少し、コラボレーションが当たり前のものとなっています。全米各地のDevSecOpsチームメンバーが協力し合い、プロジェクトを加速させ、効率を飛躍的に向上させています。

コラボレーションは根本的な課題でした」とMetheney氏は語ります。「今では全員が作業できる場所が1つあり、すべてのデータと機能もその1か所に集約されています。GitLabの強みの1つは、すべての人と、コード、ビルド、スキャンといったあらゆる要素が1か所にまとまっていることです。同じ建物や同じ州、あるいは海軍の同じ部門にいなくても、当社の従業員は容易に協力し合えるようになりました。」

Sigma DefenseのDevSecOpsチームがBlack PearlのGitLab基盤環境で作業することにより、これまでにないプロジェクトへの可視性とワークフローが得られるようになりました。プロジェクトレポートを数週間、数か月も待つ必要がなくなり、優先順位やデプロイに関するリアルタイムの意思決定が可能になっています。また、GitLabの分析機能やダッシュボードから得られるボトルネックに関するインサイトを活用して、問題に迅速に介入し、修正し、プロジェクトを前進させることができます。

優れた人材プールへのアクセスを拡大する

GitLabの導入とBlack Pearlの構築以前は、サイロによってプロジェクトチームのメンバーは同じ地理的エリアに物理的に配置される必要がありました。同じ建物にいなければ、協力する手段はありませんでした。そのため、人材プールが大きく制限されていました。

GitLabにより、プロジェクトの計画から開発、コードスキャンやセキュリティスキャンに至るまで、あらゆる作業を1つの環境で行えるようになりました。この環境には、Black Pearlを利用するチームメンバーがどの地理的な場所からでもアクセスできます。「どの建物や州にいても、GitLabで協力し合えます」と、Sigma DefenseのInnovative Mission Solutions担当エグゼクティブバイスプレジデントのEdward Anderson氏は述べています。「新しいアイデアや新しいアプローチを持つ外部の人材を、場所を問わずに迎え入れて、コミュニティや生産活動を活性化できます。今では、イノベーションの機会がより多く広がっています。」

GitLabの活用により、Sigma Defenseは同社で働く開発者の勤務地を2か所から全米各地へと拡大しました。その結果、より幅広く、より豊かな人材プールを顧客に提供できるようになっています。

コンプライアンス対応の負担を軽減する

DoDと密接に連携するSigma Defenseにとって、開発するソフトウェアは米国立標準技術研究所(NIST)のSecure Software Development Framework(SSDF)など、政府の法律、規制、標準に完全に準拠している必要があります。GitLabを活用する大きなメリットの1つは、こうした規制への準拠がより容易かつ確実に行えるようになったことです。これにより、コストのかかるソフトウェアの改修、プロジェクトドキュメントの探索に苦労すること、コンプライアンス違反による契約喪失のリスクを回避できます。

コンプライアンス対応の重要な要素は、それを証明するために必要な情報を、予測可能かつ一貫した形で提供できることです。Metheney氏によれば、GitLabのエンドツーエンドプラットフォーム上で作業することにより、必要なパイプラインで実行されるセキュリティスキャンのデータであれ、自動化されたセキュリティ実践であれ、マージリクエストの承認であれ、あらゆる情報を1か所で発見し、集約できるため、この点で大きなアドバンテージを得ています。

「コンプライアンスの可視化、適用、レポート作成をGitLabによって実現できています」とMetheney氏は述べます。「以前は異なるツールを使用していたため、スキャン結果があちこちに分散していました。スプレッドシートにまとめられ、メールで送信されることもありました。現在では、そうしたデータをすべて収集して整理する場所が1か所にまとまっています。すべてが1か所にあることで、単一の信頼できる情報源が得られることは非常に有用です。」

GitLabとBlack Pearlの活用範囲を拡大する

Metheney氏は、GitLabを基盤とするBlack PearlがDevSecOps機能の中核として成功を収めていることから、米国の情報機関やDoD全体への展開拡大を目指していると述べています。たとえばBlack Pearlは、相互承認を通じて米海軍および米海兵隊から運用認可(Authority to Operate)を取得しています。Sigma Defenseは陸軍とも連携し、同様の機能提供に取り組んでいます。

2024年初頭、同社はGitLabを中核に据えたDevSecOpsプラットフォーム「Sigma Software Studio」を発表しました。これは、Sigma Defenseの民間機関への事業展開拡大を目的としています。

「GitLabを中核とするBlack Pearlは、当社のソフトウェア開発において不可欠な要素です」とAnderson氏は述べています。「これは中核的なバリュープロポジションです。ソフトウェア開発を伴う案件があれば、プラットフォームを活用することでソフトウェア開発の煩雑で反復的な作業を省略し、クリエイティブな部分に直接取り組めることを認識しています。」

ケーススタディに記載されている情報や関係者はすべて、発表時点のものです。