「Pipeline as Code」は、Gitなどのソースコードを用いてデプロイパイプラインを定義する方法です。これは、Infrastructure as Codeをはじめとする、多岐にわたる「as Code」の流れの一環です。
「Pipeline as Code」
「Pipeline as Code」を使用すると、一元化されたソースリポジトリに保存された、追跡可能なコードを用いてビルド、テスト、デプロイの設定を行えます。チームは、宣言型のYAMLアプローチか、JenkinsやGroovyなどのベンダー固有のプログラミング言語を使用できますが、どちらの場合でも前提は変わりません。
Pipeline as Codeのファイルには、パイプラインにより実行されるステージ、ジョブ、アクションを指定します。ファイルはバージョン管理されるため、パイプラインコードを変更した場合、対応するアプリケーションリリースのブランチでテストできます。
継続的インテグレーションのパイプラインを作成するPipeline as Codeモデルは、業界におけるベストプラクティスとなっているものの、以前はデプロイパイプラインがまったく異なる方法で作成されていました。
「Pipeline as Code」モデルは、デベロッパーがより効率的にアプリケーションを構築できるよう、自動化されたプロセスを作成します。ソースリポジトリにあらゆる情報が文書化されることで、可視化とコラボレーションが促進されるため、誰でも継続的にプロセスを改善できます。
CI/CDの利用を開始する
まとめ
「Pipeline as Code」を採用すると、特にDevOpsチームの開発プロセスが大幅に向上します。このアプローチでは、コードリポジトリ内でデプロイパイプライン全体を設定するため、管理が楽になるだけでなく、より協調的で透明性の高い環境が育まれます。Pipeline as Codeに固有のバージョン管理機能により、徹底的な監査と以前の構成への容易なロールバックが可能になり、セキュリティと信頼性の両方が向上します。
Pipeline as Codeを実践することで、チームは開発サイクルを効率的に進めて、パイプライン開発とデプロイの各ステージの堅牢性を確保するとともに十分に文書化できるため、結果として効率化され、エラーに強いオペレーションを実現できます。