Carrefour社がGitLabで実現した市場投入時間の半減
世界最大級の小売業者であるCarrefour社は、オンライングローサリーから店舗でのチェックアウトまで、日々の重要な小売業務をソフトウェアに依存しています。数千の店舗、複雑な物流ネットワーク、急成長するeコマース事業を抱える同社にとって、デジタルイノベーション力は長期的な成功の鍵です。GitLabを統合ソフトウェアファクトリーの基盤として標準化することで、Carrefour社はソフトウェアデリバリーを断片化されたツール過多の環境から、スケーラブルでシームレスかつセキュアなプラットフォームへと変革し、イノベーションを加速させました。
GitLabは私たちのDevSecOps標準化における戦略的な推進基盤となり、効率性とセキュリティの面で大きく測定可能な成果をもたらしています。プラットフォームの進化とともに、統合されたAIとDevOps機能がエンジニアリング変革をさらに加速させると期待しています。
Carrefour社がデジタル小売企業へと変革するためには、ソフトウェアエンジニアリングをコアビジネス能力として位置づけることが不可欠です。デジタルは今や、eコマースから店舗・小売業務に至るまで、日々の顧客体験の設計・提供・運営を形作っています。これはオンライングローサリーの迅速な改善、店舗でのデジタル体験の拡充、そしてデジタルと物理チャネル全体にわたる安定した予測可能な運営を意味します。
Carrefour社がすべてのビジネス領域でデジタル能力への投資を進める中、各チームはそれぞれのニーズに最適なツールと手法を採用していました。しかし時間の経過とともに、こうしたばらつきから、デリバリー手法の統一と、特にセキュリティの観点におけるチーム・国をまたいだ可視性の向上が課題として浮かび上がってきました。
Carrefour社はソフトウェアチームをデジタルファクトリー単位に再編し、eコマース、サプライチェーン、店舗といったビジネスドメインごとに対応させました。各デジタルファクトリーは担当製品をエンドツーエンドで責任を持って管理するため、問題発生時や改善が必要な場面でも迅速に対応でき、影響範囲を最小限に抑えられます。
GitLabを基盤とした集中型ソフトウェアファクトリーが共通のツール、標準、メトリクスを提供することで、Carrefour社はソースコード管理、CI/CD、セキュリティ、メトリクスを統合DevSecOpsプラットフォームに集約しました。
「すべてのチームがスムーズに一貫したデリバリーを実現できる環境が必要でした」と、Carrefour社データプラットフォームディレクターでソフトウェアファクトリーの元ディレクターであるYohan Torjman氏は述べています。「GitLabは、チームのスピードを維持しながら、ソフトウェアのビルド、テスト、セキュリティ確保、デプロイを共通の方法で実現してくれます。」
現在GitLabは約17,000のリポジトリと1,300人のデベロッパーを支え、eコマース、物流、倉庫、販売時点管理(POS)環境にわたるシステムを稼働させています。GitLabの導入により、Carrefour社は断片化した環境の維持コストと工数を50%削減し、ユーザー数やプロジェクト数が増加し続ける中でも、プラットフォームサポートへの問い合わせを60%減らすことに成功しました。
組み込みの自動化とセルフサービスにより、月間450時間以上のプラットフォームメンテナンスとサポート業務が削減され、標準化されたツールによってデベロッパーのオンボーディング期間が2〜4日からわずか半日に短縮されました。eコマースなどの成熟したチームでは、生産性が2倍になっています。
「GitLabは今やCarrefourにおけるソフトウェアの構築とデリバリーの中核を担っています」とTorjman氏は語ります。「特に顧客との接点となる領域で、デジタル能力をビジネスに直接根付かせることができています。」
開発ワークフローにセキュリティを直接組み込むことは、今回の変革における重要な柱でした。GitLabの導入により、セキュリティスキャンの対象は約70プロジェクトからすべてのリポジトリへとデフォルトで拡大し、コード、依存関係、ライセンス、インフラストラクチャ全体をカバーするようになりました。
「セキュリティがパイプラインに組み込まれた以上、例外なく全員が保護されます」と、ITセキュリティオペレーションディレクターのGuillaume Cécile氏は述べています。「GitLabによって今日得られる可視性は、他に類を見ません。」
集中型ダッシュボードがチーム全体の統合ビューを提供し、Carrefour社のQuality Engineering(QE)スコアとTechScoreが200以上の重要製品にわたるコード品質、テストカバレッジ、セキュリティ、技術的コンプライアンスを測定しています。これらのメトリクスはチームの目標とインセンティブの設定に活用され、継続的な改善を促進しています。
Carrefour社はこれらの測定可能な知見を、具体的なビジネス成果へと転換しました。eコマースなど定期的にソフトウェアをデプロイするチームでは、ビジネス要求から本番環境までの時間が半減し、デプロイ頻度は月次から日次へと移行し、リリース頻度は30倍に増加しました。本番環境でのインシデントは約25%減少し、プラットフォームの可用性は99.91%を維持しています。また、統合化によりセキュリティチームの業務負荷が60%削減され、セキュリティツールの年間コストで35万ドル以上の節約を実現しました。
GitLabは現在、オンライングローサリープラットフォーム、物流・倉庫管理、店舗POS導入を含むCarrefour社の最重要小売システムを支えています。さらに、コードコミットからセキュアなクラウドデプロイまでを自動化する、Git-to-Cloudモデルの実現も後押ししました。
「このクラウドへの加速はGitLabなしには実現できませんでした」とTorjman氏は語ります。「単なるリフト&シフト(現状のままクラウドへ移行すること)にとどまらず、アプリケーションを適切にモダナイズできました。」
こうした改善は、新機能の提供速度からピーク需要時のシステム安定性まで、顧客がCarrefour社のデジタルサービスに触れるあらゆる場面に直接影響しています。
統合ソフトウェアファクトリーの構築を完了したCarrefour社は、AIを活用した開発によってこれらの成果をさらに拡大することに注力しています。GitLab DuoとエージェントベースのワークフローによるAI活用の初期実験はすでに成果を上げており、自動化されたマージリクエストレビューによってレビュー時間が20〜40分から5分未満に短縮され、AI生成の提案の採用率は最大70%に達しています。
「GitLab Duoの導入後に最初に気づいたのは、ワークフローがいかにスムーズになったかということです」とTorjman氏は述べています。「デベロッパーはレビューを待つのではなく、価値の創出に集中できるようになりました。」
デベロッパーの摩擦を減らすことで、Carrefour社は手動の手直しに費やす時間を削減し、顧客向け機能の改善により多くの時間を充てられるようになり、品質を損なうことなくイノベーションを加速させています。
「GitLabは私たちのチームの働き方を根本から変えました」とCécile氏は語ります。「開発、セキュリティ、オペレーションチームが今や同じ言語、同じプラットフォーム、同じ働き方を共有しています。」
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