本レポートは、Omdia社とGitLabが2024年4月に実施した調査の結果を分析したものです。この調査では、世界中の5,000人以上のソフトウェア開発担当者、セキュリティ担当者、オペレーション担当者に対して、DevSecOpsの方針とアプローチに関する組織の立場と導入状況について尋ねました。
今年の調査では、セキュリティ上の脆弱性に関連する大きな混乱が生じていることが明らかになりました。組織はソフトウェアを迅速に提供しなければならないというプレッシャーをこれまで以上に感じており、そのニーズに応えるために人工知能(AI)やオープンソースライブラリの活用に取り組んでいます。しかし、それがアタックサーフェス(攻撃対象領域)を拡大し、AIツールのセキュリティやプライバシーに関する新たな懸念を引き起こしています。一方で、組織が戦略的なアプリケーションセキュリティプログラムを確立することで、セキュリティを犠牲にすることなくソフトウェアデリバリーを高速化できることを実感する結果でもありました。